Friday 10 January 2020

Saitama 2020

皆さま、
新年明けちゃいました。
おめでとうございます。

年末に体調を崩してしまい、正月休みはほぼアダム・ドライバーをネットストーカーをして終わりました。(寒中見舞いもこれから書きますごめんなさい)

昨年も例年通り、白鳥姿のバレエダンサー、赤毛のドラァグクイーン、ピエロ面のコメディアンにインド人ラッパーと沢山の方々に熱を上げてまいりましたが、最終的にはスター・ウォーズのカイロ・レン(通称ベン君)に落ち着きました。7万円のフィギュアにも心揺れましたが、なんとか我慢しました。中身のアダム・ドライバーといえば、馬顔にはんぺんボディが魅力の今や賞レースには欠かせない実力派俳優の一人です。中二病全開のベン君も大変キュートでしたが、マリッジ・ストーリーのアダムもまた違った魅力を放っているのでぜひ見てみてください。というかあれは作品自体が最&高です。さらには今月公開の奇天烈なギリアム映画にSNL、春公開予定のジム・ジャームッシュのゾンビ映画と出演作が続くアダム。楽しみすぎて頭がおかしくなりそうです。

ウップス、昨年を総括するつもりが完全に好きな人報告会になってしまいました。誰得〜。
今年も血湧き、肉踊るような素敵な作品に出会えますように。新年の抱負としてはとにかく健康に過ごせればそれで十分です。(厄が明けたばかりのアラサーの本音)

本年もどうぞよろしくお願い致します。

ベン君もこう言っていることだし、前だけ向いてまいりましょう。

Tuesday 19 November 2019

Gully boy

お久しぶりです。皆様こんにちは。
オタクな友人の影響で、近頃私の週末はインド色に染まっております。
先日は話題の映画『ガリーボーイ』を鑑賞してきました。めちゃくちゃ面白かったので、ここにゆるりと綴ります。(※ネタバレ注意)


実在するインド人ラッパーの半生を描いた今作、スラム街で生まれ育った貧しくも才能溢れる青年が音楽の力で自己実現を叶えるサクセスストーリーです。最近観ていたガチのボリウッド映画とは一線を画し、謎のダンスシーンや漫画のようなトンデモ展開は一切なし。インドで生きるムスリムの宗教観や、貧困、家父長制における家庭内外での女性の地位などシリアスなテーマも含んでおり、割と対外的に作られている印象でした。真っ当な感想は大勢の方がすでに書いて下さっていると思うので割愛しますね(笑)

ストーリーも音楽も全てが素晴らしいんですが、なんといっても一番の魅力はヒロインのサフィーナちゃん!スーパーミラクル美人で賢くて普段は何でもそつなくこなせちゃうのに、彼氏のことになると頭に血が上って思わず浮気女の頭をビール瓶で殴っちゃう。え〜ギャップ萌えなんですけど〜。可愛すぎ〜。「それでも恋するバルセロナ」のペネロペを彷彿とさせますね。インド映画って基本的に女性が強くて好き!

なんちゅー可愛さやねん。
もはや私とは二足歩行という共通点しかない気がする。

そんなサフィーナちゃんの彼氏で主人公のムラドを演じるのは、今ボリウッドで最も高額ギャラを稼ぐといわれる人気俳優のランビール・シン。インド版ブラッドリー・クーパーといったところでしょうか。同級生と並ぶと明らかに1人だけ老けてるし、スラムで育ってる割には胸板の厚さが尋常じゃないけど、そこはインドの国土並みに広い心をもってスルーしましょう。
さらにムラドを取り巻く友人やラッパー仲間の脇役陣もすごくいい味出してます。カジュアルに車泥棒しちゃう手癖の悪い友人も、後半思わぬところで泣かしてくる。お、お前本当はイイ奴やん…と、ムラドと共に頬を濡らしました。この映画、他にも涙腺を刺激される場面がいっぱいあって、アイラインがばりばり剥がれるまで泣きました。暴力的で身勝手な父親には終始腹が立って仕方ないですが、同時に途方もなく悲しい人間でもあるんだよな。そんな複雑な親子関係も感動ポルノに陥ってなくてとても良いです。

そして当然ながら音楽がかっこいい。音楽によってムラドの日常が色付いていく過程がリアルに描かれています。私はフリースタイルダンジョンに密かに憧れていた程度の知識しかないんですけれども、これは観た後誰もがラップを口ずさみたくなる映画。埼玉生まれ、UKロック育ちも十分に楽しめました。(スベってるyo)ジョーカー然り、音楽が要の映画って心惹かれますよね。

映画館での私、気分はこんな感じでした。

音楽の偉大さを改めて実感。とは言え、映画館を出たあとはしばらくサフィーナちゃんの話しかしなかった友人とワタクシです。強い女の子見てスカっとしたい方はぜひ。

Friday 7 June 2019

かわいいぶい!

皆様こんにちは。
「名探偵ピカチュウ」沼にすっぽりとハマった友人に連れられて、先日ポケモンカフェに行ってきました。恥ずかしながらワタクシは、ポケモン歴がゲームボーイ版の緑で終わっている(ポケモンGOは最初の1匹で満足して終了)という、にわか中のにわかでして、熱量の差に不安を感じつつお店に向かいました。が、実際そんなソワソワは秒で消え去るくらいのとてつもなく楽しい世界が待っておりました。夢の国って日本のあちらこちらに点在しているんですね!今回はその一部始終を皆様にご紹介いたします。


まずはカフェの隣に併設されたポケモンセンターへGO。血眼になってラッキーを探していたところ、店員さんに声をかけられ数少ないラッキーグッズを順番に紹介してもらいました。「ラッキーの英語名は知っていますか?」の質問に、思わず食い気味に「チャンシーですよね!」と近年稀に見るドヤ顔で答えてしまいました。ポケモンは詳しくないが、ラッキー愛は本物です。ラッキーのぬいぐるみとハンカチ、そして探ピカ記念グッズのクロッキー帳を購入しました。本当はポシェットとステッカーも欲しかったけれど、私も良い大人なのでこの選抜メンバーだけで我慢です。ポケセンには値札が付いていない商品が多いのでグッズ選びはとにかく慎重に。←

さて、そうこうしているうちに予約の時間がやってきて念願のポケカフェに初潜入。ポケセンでだいぶ気持ちが温まっていたんですが、カフェは更にすごかった。店内にはシェフに扮したピカチュウや映画公開記念のショーケース、さらには机の上にポケモンが乗っていたりして、なんだかもうあっちもこっちもポケモンづくし。映えて映えて仕方がない。



友人は探ピカセット、私はピカチュウのランチプレートを頼みました。


見て下さい、このクオリティ。海外では完全に再現不可能な精密さ!ここまできたらもはやアート!MOMAに並べられていてもおかしくないですね!可愛さに悶絶しつつも全て美味しく頂きました。

ラッキーのラテアートもお見逃しなく。絵柄はオリジナルの151匹から選ぶことができます。

食事を終えて程なくすると、スタッフのお姉さんからこれからポケモンが遊びにやって来るとのアナウンスが。客席の期待が高まるなか現れたのは、我らがアイドルイーブイたん!

かわイーブイ!の掛け声に合わせてポーズ

まん丸で見事なフォルム!愛くるしさ満点の隙のない身のこなし!冷静に考えて日本の着ぐるみ造形技術すごすぎませんか?可愛さを最大限に引き出す構造になっている。オリジナルを超えてくるキュートっぷり、もう何なのよ!狂ったファービーみたいに、口からは「カワイイ」しか出てこなかったです。てっきりシェフ姿のピカチュウが厨房から汗を拭き拭き現れるのを期待していたので(んなわけあるかい)、ちょっと不意打ちを喰らいましたが全然おっけー。首もとのもふもふが神懸かり的にかわゆい。そして、しっぽの大きさも頭身も愛されるために生まれてきた絶妙プロポーションを誇る。サービス精神旺盛なイーブイたんはお客さん全員とハイタッチを交わし、最後はしっぽをふりながらお別れの挨拶をしてくれました。

迫りくるイーブイ

もふもふが止まらない


あぁポケモンってすっげぇや。日本に生まれて良かったです。寿司とアニメとポケモンのある国、NIPPON。これを機にポケモンGOでも始めてみるかな。。。(たぶん始めない)


Tuesday 21 May 2019

部屋とステッドラーと私

皆様こんにちは。
ロンドンでの修行生活を終え、しれっと帰国致しまして無事に日本で令和を迎えました。帰国まで1ヶ月に迫ったところで財布を擦られたり、旅行にインフルエンザに不動産屋とのバトルなど、良くも悪くも多忙な毎日を送っておりました。そんなわけで、ネタはいくつか用意していたのですがアップする暇がありませんでした。今となってはどれも賞味期限切れなのですが、ロンドン滞在中私の心の支えであったライフドローイングイベントについて、振り返りつつ皆様にもご紹介していきたいと思います。渡航をお考え中の方の今後の参考になればと思います(なるか)

☆Life drawing with ELSC


ELSCとは East London Stripper Collectiveの略で、その名の通り東ロンドンにてストリッパーを描く会です。モデルは常にセクシー系のべっぴん揃い。そのためかこのイベントだけ男性参加者の割合が高めでした(笑)パブを一部屋借り切って毎週月曜に開催されています。
クリスマスはスペシャル回ということで男性ストリッパー兼ドラァグクイーンのモデルさんでした。ウルフカットのめちゃめちゃ可愛い人でした。地毛は赤毛なんだって。赤毛×ドラァグクイーンとかもう最高すぎて…感涙(ちなみに彼/彼女は先日開催されたロンドンでのドラァグクイーンイベントにて優勝した模様。おめでとうございます♡)




こちらのイベントでは最後に書き手参加型のセッションが設けられていて、モデルさんが誰か1人を選んで一緒にモデルをやらされます(もちろん着衣)ちなみにドラァグクイーンのときは私が選ばれました。やっだ、ドラァグクイーンとついに気持ちが通じたわ!と心の中で発狂しつつも、冷静な顔してその場をやり過ごしました。
イベント終了後は一枚お気に入りをモデルさんにプレゼント。同時に他の参加者の方と絵を見せ合ったり談笑する時間でもあります。スーパーシャイの私が一瞬だけ並のシャイに戻って他人と交流できる唯一の機会です。(自分で言ってて悲しくなるわ)

☆Art Macabre


こちらは季節やイベントによってテーマを設けて開催される個性派のドローイング会。セッションごとにだんだん薄着になって最終的にはヌードに。(結果ストリップと同じシステムですね。)




最後は皆で絵を見せ合います。これはどこも同じですね。
こちらも時々モデルにドラァグクイーンがいたりするので、そんなときは光の速さで近づいてインスタを聞きます。←
着衣といってもファッションドローイングというよりは、衣装も小道具もなんとなく小劇場のアングラ芝居を彷彿とさせる感じ。モデルのタイプも様々で、毎回違ったアプローチで人体と向き合う楽しさがあります。ザ・肉体賛美。

☆Pride at RHACC


こちらはプライドウィークにあわせて、高級住宅街リッチモンドのカルチャースクールで開催されたイベント。当然モデルはドラァグクイーンのおネエさま!今回のモデルさんはジンジャースパイス(ジェリ・ハウウェル)のモノマネをされてる方だそうで、モデル慣れしていないせいか終始眠気と戦っておられました(笑)

☆East London Art&Wellbeing(ごめんなさい、写真はありません...)

こちらも東ロンドンで毎週木曜に開催されております。テーマはアートを通じてチー(中国語でいう”気”のようなもの?)を高め、心身ともに健康的な生活を送ることを目的としたスピリチュアル臭強めなイベント。
教室に入るとまず皆で5分間の瞑想から始めます。初回に遅刻して瞑想中に入り込んでしまった私は事態を把握できず、恐怖で卒倒しそうでした。様々な感情を吐き出し芸術に昇華させるといったそもそものテーマに反し、芸能人のポートレイトばかり描いていた私はどう考えても周りから浮いてる存在でしたが、他の参加者の方はいつも優しく絵を褒めてくれました。(先生はどう思っていたかわからないが。笑)最後までチーの正体は分からなかったけれど、私にとっては癒しの時間でした。

☆Frame Factory Life drawing class



こちらはおしゃれスポットHighbury&Islingtonにある額縁店"Frame Factory"が主催のドローイングクラスです。お店や併設された作業スペースにはハイブリーならではのお上品な雰囲気が漂います。そして講師がとてもイケメン◎笑
休憩時間にはイケメン先生からのお茶とビスケットのサービスも。最高に癒される〜。参加している方々は年齢も性別もさまざまで、休憩時間に個別で講評を受けている熱心な学生たちもいます。先生も参加者のその日の雰囲気に合わせて手を入れたり、自分も参加したりするそうです。



全然関係ないけれど、この日のモデルさんは3年前に別のイベントで描いたことのある方でした。すごい偶然。といっても前も似たようなことがあったので、ヌードモデル業界は案外狭い世界なのかもしれない。モデルなのに黙っていられない性分の人で、ヌーディストのコメディアンみたいでした(パワーワードw)

誰得な情報を長々と語らせて頂きました。すみません。最後まで辛抱強く読んでくださってありがとうございます。
トラブル続きで毎日キレ気味のロンドンライフでしたが、離れてみると結構寂しいものですね(ロンドンあるある)色々あったけど、私の(少し歪んだ)イギリス愛は永久に不滅です。躁鬱気味の私を支えてくださった皆様本当にありがとうございました。これからもどうぞよろしく。

Monday 28 January 2019

パリ〜蚤の市での爆買い日本人〜

皆様こんにちは。

私のロンドン修行も残りわずかとなりまして、予定をぱんぱんに詰め込んで日々忙しく過ごしております。そんなわけで今月はパリへ最後のがらくた漁りに出かけてまいりました。

ぱり〜。

今回はテロやデモの影響もあってか、さすがの花の都もいつもより静かな佇まい。
長蛇の列を覚悟して向かったサントシャペルもガラガラでした。天気に左右される場所なので冬場は人気がないのかしら。

超お気に入りの観光スポット。

いつも蚤の市にしか行かないので今回は頑張って観光っぽいこともしました。ナイトクルーズにモンマルトルの丘にショッピング。



そしてメインの蚤の市。
今回は時間が限られていたので南のヴァンヴと北のクリニャンクールに絞って蚤の市を巡る計画です。まずはヴァンヴから。

悪天候のせいかこちらも前回来た時よりストールが少ない印象でした。近くのホテルをとって気合いを入れて早起きしたのにちょっと拍子抜け...しつつも、気を取り直していつものおじちゃんのところでヴィンテージ写真を爆買い。ここのおじちゃんはやる気がなくて値段の付け方がとても雑なんです。交渉しなくても面倒くさがって大体おまけしてくれます。今回は特に機嫌が良くて私のためにぼろぼろの椅子まで用意してストールの隅々まで見せてくれました。ありがとうおじちゃん。

ヴァンヴで唯一撮った写真がこちら。
ウェス・アンダーソン風にカスタマイズされたペンケースです。

地下鉄4番線の端から端へ。パリを縦断するようにクリニャンクールへと向かいます。
偽ブランド品を売る若者や、高架下のホームレスのテント群(段ボールからの進化系住居)を横目に柄の悪い駅前通りを抜け、お目当てのマルシェ”ドーフィーヌ”へと急ぎます。



お気に入りマルシェ。
私今日からここに住みますね。

さっきまでの喧騒が嘘のよう。アーケードを抜けるとまるで別世界です。5分前にカップルが怒鳴りながらコーラを掛け合う修羅場に遭遇したけど一瞬にして気持ちをリセットできました。あぁ幸せ〜。更にパリではそこそこ合格点なトイレもある(重要)

そして今回の戦利品がこちらです。



少し前から写真やポストカードの他にホーリーカードも収集するようになりました。うーん、美しさの極み。一見したもの全てが欲しくなる魅惑の逸品です。

ポストカードを購入し、ほくほくしながら歩いていると、向かいにヴィンテージポスターを取り扱うお店を発見。なんとなんと私が最も尊敬するグリュオーの作品群が棚に!Dior時代のものもある!(ざわざわ...)さらに店内にも素敵なポスターがたくさん。次々に買いたいものを小脇に抱えていったらあっという間に100ユーロを超えてました。
中でも鳥肌ものだったのが、バルビエ作イダ・ルビンシュタインの肖像画!私のようなド素人でもはっきり分かるくらいこの絵はひと際輝いておりまして、もう完全に一目惚れでした。値段もこれだけ飛び抜けて高く設定されており、一瞬怯みましたがどうしても視線を外すことができず私のコレクションに迎え入れました。満足。実はこれがバルビエの作品と知ったのは購入後のことでして、なんでこれだけ高額だったのか調べて始めて気づいたわけです(ファン失格)右端にうっすら浮かぶ、”ば、る、び、え”のサインに瞬間気を失いかけました。おったまげ。ネットで調べたら初版は特に幻の逸品らしい。念のため、いつでも鑑定団に出せる準備をしておこうと思います。

厳重に梱包して日本に持ち帰ろう。

こんな感じで私のガラクタ漁り〜冬のパリ編〜は無事に終幕いたしました。
あまり治安がよろしくない中でのパリ旅行でしたが、蚤の市で見つけた美しい品々が旅先での苦い経験までまるっと浄化してくれました。満足なり。

蚤の市で見つけたイエローベスト犬。
デモに参加することもなく飼い主さんの横にぴったりとくっついておりました。

Sunday 6 January 2019

Hogmanay 2019

皆様、少々出遅れましたが
明けましておめでとうございます。

年末はちょっと冒険してスコットランドの年越しイベント”Hogmanay”に参戦してきました。私は毎年こたつで紅白とガキ使を交互に見ながら年越ししていたタイプの人間なのですが、今回は愛するフランツフェルディナンドがカウントダウンライブのトリを務めるということで、2018年最後の一大決心をしてイベントに挑みました。誰も興味ないと思いますが、その様子をさらっとご報告致します。


年末の混雑を避けるため、まずは30日にエディンバラ入り。
サイヤ人みたいなスノーブーツを履いて行ったのに、全然寒くなくて驚きました(笑)
到着が夕方だったので街は既に真っ暗で、翌日のためにも宿でのんびり過ごそうかと思っていたのですが、宿近くの劇場にてKinky Bootsが上演中であることを知り、光の速さでチケットを買いに走りました。息を切らしながら開演10分前に到着。なんとかなるもんですね!


やはりKinky Bootsは何度見ても楽しい!舞台の盛り上がりと共に気持ちも高揚し後半は泣きながら観ていました(メンヘラか)私はいつだってドラァグクイーンのお姉さま方に救われております。

大晦日当日はライブまでだいぶ時間があったので街をぶらぶら。
ドードーを見たくて国立博物館へ行ったり、教会やクリスマスマーケットにもちらっと寄ったりしながらいよいよライブ会場へ。

旧市街のゴシック建築。美しい。
この日は雲が厚く、とてもスコットランドらしい天気でした。

ポートレイト美術館の内装が最高過ぎて。あたし今日からここに住みます。

ストリートパーティーが行われるPrinces streetもパリピ仕様に。

寒さとトイレと人混みとトイレとトイレとトイレへの懸念から参戦をギリギリまで悩んでいたので、残念ながらEnclosureのチケットを逃し、購入できたのはステージサイド側のGardenチケットでした。そんなわけで景観はすこぶる悪いんですが、ま、参加する事に意義があるってことで。

会場の様子。

トイレへを警戒し過ぎて前座のFree loveはあまり聴いてなかったんですが(ド失礼)、Metronomyは相変わらず可愛かったです。ラブレターが好き。


そして日付の変わる30分前に我らがフランツが登場!
ディノもカピー先生もマフラーをしていました。おじさんたち今日もスーパーおしゃれです!!

後方にちょこっと見えるのがピンク色にライトアップされたエディンバラ城です。

ドゥーユーウォントゥーーーー!!!の掛け声でライブが幕開け。フランツmeetsエディンバラという最高の贅沢を目の前にし胸がいっぱいになりました。(トイレの恐怖を乗り越えた自分も褒めてあげたいw)カピー先生が会場にへーイ!と呼びかけた時に、すかさずエーーーーオッ!!!っと返し、誘いボヘミアンラプソディを仕掛けるファンがいて面白かったです。
そして2018年締めの1曲にはなんとMichael!長年のお気に入り曲なので興奮のあまり失神寸前でした。1年で受けた全ての厄がMichaelによって浄化された気分(おい、聞いてるか厄年。)
演奏後「それじゃあ新年にまた会おう〜」と足早にステージを後にするフランツ。あ、カウントダウンのMCはやらないんだ...と衝撃を受けつつも、代わってスコットランドのMAC twinという双子ちゃんが登場。(オルセン姉妹的な?)その後皆でカウントダウンして花火を楽しみました。福笑い風のニコちゃんマークに、輪っかが完全に外れている土星など海外クオリティが気になりつつも、花火っていつどこで見てもいいもんだな〜と感動せずにはいられませんでした。


エディンバラ城、年越し花火、フランツのステージ。これはもはやコラなのか。幸せ過ぎて怖い!


そしてフランツがいつの間にかステージに再登場!Happy new yearの掛け声のあとに、皆でスコットランド民謡”Auld Lang Syne”を大合唱しました。そう、これ「蛍の光」の原曲です。英語歌詞を知らなかったので、私は日本語で歌わせて頂きました(笑)
その後もライブは続き、いつものようにThis fireで終幕!新年一発目のライブがエディンバラでフランツなんて。なんと縁起のいい年明けなんでしょう。幸せ過ぎて怖いよPart.2。どうか2019年の運がまだ残っていますように、とひたすら祈っておりました。
そんなわけでカピー越前が今回も降臨。ガーデン側で外野の私たちも容赦なく座らせます。途中、「座ったらあたしたち見えなくなっちゃうじゃん!(Enclosureとの間に仕切りがあったため)」とごねるギャルを皆でなだめ、全員でカピーの大岡裁きを見守りました。なにこの一体感。すごく良いじゃない。

カピー越前降臨でーす!街ごと焼いちゃうぞーつって。


控えよろう〜。

損してるのは自分だけじゃないと周りを確認しながら座る人々。

あっという間にライブは終了し、多幸感に包まれながらホテルまで歩いて帰りました。途中、バスケットを頭から被った酔っぱらいが「バスケットが通りますー!」と大声で叫んでいた以外は何事もなく帰宅。街は酔っぱらいだらけで、道路も散らかり放題でしたが想像と違ってエディンバラは平和な年越しという印象でした。

いつまでもバイバイするカピー先生とそそくさと帰るボブたん(笑)

バカ騒ぎしている人は意外といない。

2018年酸いも甘いも色々経験しましたが、最後にここに辿り着いた私をフランツの音楽が肯定してくれたような気がします(すごいポジティブな解釈w)相変わらず沢山の人にお世話になりました。今年はきちんと皆さんに恩返しできる年にしたいです。どうか2019年が皆様にとって実り多き1年でありますように。今年も宜しくお願い致します。

mwah!